「ダート」という言葉の意味

日本競馬において「ダート」は「砂」という意味に使われていますが、実際には「ダート:Dirt」という言葉を辞書で引くと「土」や「泥」という意味だということがわかります。元々アメリカで盛んに行われていたダートレースですが、アメリカ競馬のダートレースは、文字通り泥分の多い土で行われています。よって、日本でいうところの良馬場で行われたときは、かなりの時計が出る反面、雨の日にはかなりドロドロとしたレースとなり時計がかかるようです。

一方、日本のように雨の多い地域では、アメリカのような土のコースを採用すると、水捌けが悪く排水に影響するので適していないとされています。

現在、日本競馬のダートは正確に言うと「サンド:Sand」であり、世界的に見ても砂が使われているコースは「サンド」と呼ばれています。かつて、札幌競馬場や中京競馬場でも「砂」(=サンド)コースが存在していました。現在のダートコースは、上から順にクッション砂(表層)・山砂(上層路盤)・砕石(下層路盤)の3層構造となっておりますが、砂コースにもクッション砂と路盤があったようです。しかし、本来のダートと呼べる構造ではなく、見まごうことのないサンドコースということになります。

つまり、「ダートコース」=「進化したサンドコース」と言い換えることができると思います。

上記でも述べましたが、アメリカ競馬のダートは土。よって非常に速い時計が出るのですが、日本のダートは砂。たいへん時計がかかります。「ダート」という言葉で一括りにしている日米の各コースですが、全く異なるコースということがわかります。アメリカのダート王が、ジャパンカップダートで、ほとんど活躍できなかったのは、こういった理由が大きく影響していると思われます。

日本競馬のダートコースの砂の多くは、株式会社ルナサンドという会社が、青森県六ケ所村付近で採取される砂を加工・精製し、販売しています。競馬場以外には、ゴルフ場、水のろ過や、公園・学校にも使われているのとのこと。相当、高品質な砂が使われていることがわかります。

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